今日は生命保険の特約についてお話ししたいと思います。
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以前は医療保障が死亡保障の特約になっていたことが多いですが、
今は医療保険として売られているとが方が多いです。
以下は、特約の概要です。必ずこの名称ではなくても、似たような名称の場合、内容も似ていると思っていていいと思います。
(正しい内容については、ご加入の保険会社にお問い合わせくださいね)
入院特約(今は医療保険の主契約が入院日額として設定されているものが多い)
1日〇〇円など入院の日数に応じて出るもの。昔は8日入院したら1日目から出るとか、
5日目から・・・というものが多かったが、
今は1日目か1泊2日から出るものがほとんど。
入院一時金特約
入院特約入院したら一時金が5万円、10万円など、一時金が出るもの。
初期入院で出るものもあれば10日目以降で出るものもある。
初期入院特約(現在は、主契約の内容に組み込まれていることが多い)
5日目から入院する金が出るものに、初期入院として1泊2日から出るようにしている。
10年以上前の特約にあったが、今は入院給付金自体が1泊や日帰り入院から出るものに変わっているため、ほぼ消滅。
7大生活習慣病特約
入院日額に上乗せして、7大生活習慣病(がん・心疾患・脳疾患・高血圧性疾患・腎疾患・肝疾患・糖尿病など)の場合は、
主契約の入院の日額にプラスして保障の期間が長くなる(≠特定疾病入院特約・成人病入院特約)
7大疾病・3大疾病無制限として、該当の病気になった場合は入院無制限というもの出ている
(ただし、今は大きな病院は、たいてい早めに退院させられるので、使い切れるとはいいがたい)
特定疾病入院特約・成人病入院特約
入院日額に上乗せして、特定疾患や成人病とされる疾患の場合、日額が上乗せされる(≠7大生活習慣病特約)
婦人病入院特約
女性特有の病気で入院した場合、入院日額に上乗せされる。貧血やリウマチまで対象になる会社もある。
手術も対象の場合も。がんもかなりの範囲をカバーしていることが多い。
特定(三大)疾病一時金特約
がん・心疾患・脳疾患で所定の状態になると一時金が出るもの。
心疾患・脳疾患の対象範囲は会社により異なる。
以前は、がんが診断者診断後すぐ給付金が出たが、心疾患と脳疾患は60日以上の待機期間があったため、
かなり重い症状じゃないと給付されない場合が多かった。
近年の心疾患脳疾患については医学の進歩により、軽度の場合短期間で回復して社会復帰できる場合も増えてきたので、
手術を開始した場合などある一定基準のレベルに達していれば、
短期間でも給付がもらえると言うものに変化している。
一時金については以前は一度もらうと特約自体が終了と言うことがほとんどであったが、
今は2年に1回や一年に1回と言うものも出てきている。ただしその分保険料は割高になっている
がん一時金特約
がんと診断されたら一時金が出るもの。
上皮内新生物が対象になるかどうか別れる。上皮内新生物は軽度のものであるが、対象になっていない保険もあるので、注意。
軽い症状のもので入院も数日で済んだがんでも、一時金がが出ているケースもある。
こちらも特定疾病一時金と同じく2年や1年空いたらお金が再度出る商品が今は大半である。
抗がん剤給付
抗がん剤の治療に対して出る給付金。
アフラックなど、給付実績が多い会社は、がんの治療に対して細かく特約を分けているケースが多い。
がん通院
がんに関する治療に関して、ある一定期間の通院に対して給付金が出るもの。
これは商品によって様々で給付金の範囲が広いものから、対象の治療の選択肢が少なく、
おまけ程度についているものまであるので、ここを気にされる場合は、
細かく説明を聞いたほうがいいと思う。
就業不能特約
仕事ができなくなって一定期間以上経った場合に一時金や年金が出るもの。生保だけでなく損保での扱いもある。
以前は怪我か病気だけが対象であったが、最近は社会情勢も鑑みて精神疾患の人も対象になる商品も出てきている。
給付の認定や定義が難しく、加入したはいいが、給付が長くもらいづらいという話もある。
通院特約
入院の前後(後が大半)の通院で出る特約。けがの通院などでも出るか?という確認も多いが、それを希望する場合は、傷害保険にご加入を。
保険料が保障内容に対して割高なことが多いので、「どのぐらいの期間に何回まで給付金が出るか?」を確認して。
予想以上に少なくて驚くレベルである。
特定損傷特約
骨折やアキレス腱断裂など1回5万円10万円など出る特約。
請求し忘れが多い特約でもある。
運動をしない人や怪我をする可能性が低い人に付けている場合は、
特約自体が必要か検討する必要がある
介護特約
介護診断を受けた場合に対して、一時金や年金が出るもの。
介護度のレベルは4か5からしか出ないものが多かったが、
次第に下がって介護1にでも出るものが最近は出てきている。
認知症の増加傾向により、認知症対策の単体での保険も出てきている。
※このほか、各特約の詳細については、各保険会社HPやコールセンター、契約担当の方にお尋ねくださいね。
コロナになったら、どの特約がついていると給付金が出るの?
コロナで、じゃあどの保険や特約で給付金が出るのかというと、
入院給付金と死亡保険金と、災害を対象とする特約になります(保険会社によって名称が異なる)。
災害を対象とする特約については、感染病に対して給付金が出るようになっています。
(詳しくは加入されている保険会社にご相談ください)
コロナ対策で短期間に限って1年更新のタイプの商品に加入をしている人の話も聞きます。
またコロナによる休業等の保証は損害保険の休業補償等なるので、気になる事業主の方はそちらも相談してみてください。
分からない言葉がたくさんある!というところで思考停止する前に
特約は細かく説明を聞いていくと、だんだん訳が分からなくなると思うので
まずは自分の加入している内容に、どんな保障が付いているかっていうのを確認してみましょう。
そしてそこに毎月あるいは毎年いくら支払われているのかを考えてみましょう。
10年であれば、年間の10倍です。結構払って居ることに驚きませんか?
特約の場合は主契約と違って取り外しが可能です。もちろん減額もできます。
あれこれ、特約をつけすぎているなと思ったら、外すのも可能です。
また保険の場合は減らす事は簡単ですが、
増やす事は、今加入している契約より、リスクを多く保険会社が取ることになりますので、
再度、健康告知が必要になります。
次回は健康告知について
保険って全部「いいえ」に丸しておけばいいんでしょ!? と思っているあなた。
それだと、いざという時にお金が出ないばかりか、内容によっては保険契約解除になる可能性もあります。
次回は健康告知についてお話しますね。
自分では保険がさっぱりわからないというあなた、
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