お金とココロのアドバイザー 榎本尚子です。

生命保険のお話、今日は4回目。

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今日は外貨建ての保険について。
「ガイカダテ」と聞いただけで、体がきゅっとなったり頭がストップしてしまう方もいると思いますが、
このご時世日本がどうなるか分からないような状況ですので、そろそろ少しずつでも勉強しておきましょう。

豪ドル・米ドル建てが中心

外貨建て保険は、日本の保険会社であるのは米ドル建と豪ドル建が中心です。
米ドルはご存じのとおりアメリカ、豪ドルはオーストラリアになります。
以前はユーロヨーロッパの商品もありましたが、今は見かけなくなりました

外貨建て商品のメリット・デメリット

外貨建て商品のメリットとしては、外国の債券を中心に設計してある商品がほとんどです。
予定利率(保険料を決める利率元気銀行の利率とは異なります)が高く設定できるため、死亡保障が割安で購入できたり、
解約時の解約金が多く戻ることが多いので、預金をただ銀行に預けるよりは・・・という選択肢となりやすいです。

デメリットとしては、為替に影響されやすいこと。外貨建て商品は契約満了の最後まで保有と言う事は少なく、
必要になるタイミングで、途中解約して使うといった終身保険等が中心になります。

なので、急にお金が必要になったからといって、解約しても円高になっている場合では
円に換金すると受取額が想定していたものより低くなる可能性が高いです。
つまり、緊急性の高いお金を積み立てに回すと言う事は向いていません。
教育資金や老後資金など、目標とする時期までに大体これぐらい受け取れると言うことを設定して、
積み立てていくことが望ましいです。

それと払い込み期間をできるだけ短く設定して、据え置いて増やしていくという方が、
低解約型の終身保険等は、特に有効活用ができます。

払い込み期間が終わっていれば、解約のタイミングの選択肢が増えると言う事でも、
外貨建ての保険にとっては有効です。

お得でも商品内容が理解できないものには加入しない

外貨建ての商品は終身保険が中心になりますが、
それ以外に、養老保険や特殊保険(リタイアメントインカム)、年金型の商品などあります。
商品が複雑化していくと、加入後しばらくして、いくらメリットがあると聞いて加入したものでも、
「これは何だったけ?」と、わからないような商品だと、
いざという時にどう使うのかの目途がつきにくいです。
できるだけわかりやすいものに加入しておきましょう。

こうしておけばわかりやすい

保険料が保険料も保険金額(受け取る死亡保険金の設定金額)が、
外貨だと「で、いくらになるのだっけ?」となりやすいですが、
ざっくりした感覚で行けば、
例えば5万ドルの死亡保障であれば、1ドル110円と設定したら、
50,000(ドル)× 110(円)=5,500,000円となります。
受け取りについては、時期によって外貨の方が得なのか日本円なのか選択ができます(できない場合もあるので、事前に確認を)。

毎回支払う保険料は、
日本円で固定で、毎回外貨を買う金額が変動するという商品もありますし、
逆に外貨の保険料が固定されていて日本円で支払う金額が変動するという商品もあります。

設定される商品によって違いますが、外貨で保険料が固定されていて、
日本円が、変動する商品が多いと思います。
なので自分の購入する予定の商品の保険料が、
日本円が1ドル110円の場合ではいくら?
1ドル100円だといくら? といった具合に、シュミレーションして、
自分の許容範囲であるかを確認しましょう。

いざという時のリスクヘッジとして

外貨を持つ事は、日本がインフレやそれ以上に何か大きなことが起こった場合、
いざと言う時に日本円に換金するとその時の外貨のレートで交換ができるので、
リスクヘッジになります。
自分たちの大切な資産を外貨に分散しておくことも、1つの対策となります。

投資というと体がぎゅっとなって抵抗感がある人も多いと思いますが、
保険商品は為替レートに影響されますが、商品が元本割れしにくい商品なので、投資経験がない方でも始めやすい商品です。
(ただし、元本割れするか、という点は、加入した保険会社が破綻したり、
契約の途中で解約返礼率が低い時期に自発的に解約するなど、この限りではありません)
こういった商品に加入することで、毎日のニュースなどで流れる、
為替相場の値動きに目が行き、そうなると経済にも目が行くようになります。

自分の視野を広げる1つの選択肢として、ほんの少しチャレンジしても良いのではないかと思います。

次回は・・・健康に留意をしていると保険料が安くなる!

煙草を吸わないと保険料が安くなる商品以外にも、健康診断を受けていると、その書類を出すだけで保険料が安くなる商品などがあります。
人生100年時代、健康に留意して年を取ることが求められるようになってきています。

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