お金とココロのアドバイザー 榎本尚子です。
生命保険のお話、今日は7回目。
今日のテーマは「生命保険を超シンプルにした3つの例」
私が今まで対応してきた中で、
生命保険の加入を超シンプルにされる方が、
全体の0.5割ぐらいの確率でいらっしゃいます。
パターンとしては、
1.職場で入れる共済保険に加入して、保険料を最低限に抑えた上で、
浮いたお金を毎月預金して行く。老後は、その預金で万一の時はまかなう。
2.お金が手元にあることを前提に、保険料を最低限に抑える。
優先順位の高い保障だけを残してあとは保険を解約
3.保険料が払えないのでとにかく解約
安易な解約はできるだけ避けて
一番リスクが高いのは3番目。できるだけ今までかけてきた保障を、安易に解約してほしくないです。
今ある契約を有効に活用する方法は、減額であったり払い済み保険にすることもできるので、
まずはそれを考えていただけたらと思います。
(もう辞めちゃってからご相談に来られる場合もあるので、
その時は今できることのアドバイスをさせていただいています)
共済保険・グループ保険を有効に活用
1は、勤務先で入れる共済保険・グループ保険のメリット・デメリットを
しっかり理解して割り切って入るパターン。
とにかく、職場で勧められるからと、入っているだけの人が多いのですが、
自分が個人で加入しているものと、二重になっている場合も少なくなくありません。サラリーマンなのに死亡保障が5000万円以上になっている場合も。医療も日額2万円以上とか。
これは非常にもったいない。
加入できる権利があるものは活用するということが賢明だと思います。
そちらのサポートも当方でやっていますので良かったらご相談ください。
大企業・公務員の組合で加入できる共済のご相談 https://noixsage.jp/activity/fp/
(リンクに飛んだら、下にスクロールしていくと表示されます)
共済保険というのはだいたい定年後も継続できるものがほとんど。
ただし、在職中は保険料が数年おきにアップする程度で、それほど影響は大きくないのですが、
退職後がぐんと保険料が高くなるというものが大半です。(70歳以降も保険料をかけ続けることになります)
私がお勧めする方法は、死亡保障のところだけ共済保険に加入して、
医療の部分は終身医療保険に加入するというやり方です。
これだと、老後の保険料は支払いが多少あるけれど、毎月の支払いは少なくて済む。
あるいは、60歳までに払い終わっていたら、その後の支払いは不要。ということも可能になるのです。
夫婦どちらが倒れても何とかなる
2は夫婦ともフルタイム勤務や、専門的なスキルで仕事をしていたりで、世帯収入が高め。
どちらが倒れても何とかなる家庭のパターンです。
運用資金を確保するために、あるいは教育資金など、今目の前にあるところに力を注ぐために、
保険を解約し、貯蓄や運用に回す。
こちらも方法の1つだと思います。
前提としては、ある程度の預金があることですが、
お子さんが小さかったり、奥さんが主婦の方だったりする場合は、
ご主人の死亡保障だけでも残しておくということは、
充分検討されたほうがいいと思います。
生命保険はリスクマネジメントの選択肢の一つ
今回は、ちょっと極端な例をご紹介させていただきました。
万が一のために保障を用意しておくということは大事なことだと思いますが、
そのために積み立てられるはずのお金が積立られなかったり、
生活費が圧迫するというのは本末転倒だと思います。
(心配性も度を超すと、大事なところを見失うことになりかねません)
あくまでリスクマネジメントの選択肢1つとして
予選順位をつけてただければと思います。
保険シリーズ、まとめました。

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